CERAMIST SHINGO TAKEUCHI


BIOGRAPHY
1955年愛知県瀬戸市生まれ。1979年愛知県窯業訓練校修了。1982年に独立築窯。3年ほど会社勤めをしていて、会社の歯車に上手く噛み合えないと思い出したのを機に、知人から生まれ故郷の瀬戸にある陶芸の学校を紹介され、次第に陶芸にのめり込んでいきました。以来、40年近くに渡って陶芸に向き合ってきました。 氏の陶芸哲学は「人の生活は全て自然からきており、それに敬意を払いながら自分の求めるものを追求し続けること、いずれそれが作品に自ずと良い作用をもたらす。」 氏の作品は一般の日用品陶芸家のとは違い、より芸術性、学術性に高く、特に特異な形状の花器など、実用性以外にも装飾性が非常に強い作風です。捻じれる複雑に結ばれた形状は、手捻りという手作業で全て作り上げ、型作り、色づけしています。独自の発想と精密且つ巧みな技によって作り出された独創的な風貌それだけで氏の存在を体現していると言えるでしょう。 色の選択においては、土本来の色を生かした灰色を基調とした上に落ち着きのある赤、緑、青の3色を使い、鮮やかでも上品な印象を与えます。形状においては曲面と尖りが合わさり、時に緩やかに時に鋭く、更には躍動的、言葉だけでは想像つかないような世界を現実として形成、そこには多くの視覚的要素が相互に関係し合い、新しい感覚とその力を感じ取ることができるでしょう。 それらを除く日用作品においても氏の芸術的理念は踏襲され、高度な工芸技術と華麗な装飾性が唯一無二な存在として、それが例え食器や茶器であれど、伝統的な日本の味わいだけでなくある種の未来感をも感じさせます。また、釉薬を使わず土を固く焼き締めた器は、食物やお水、お酒などをより柔らかい味わいにさせ、長く使用するほどに色が馴染み、より落ち着いた風合いを醸し出します。
PROFILE
1955 愛知県瀬戸市に生まれる
1979 愛知県窯業職業訓練校修了(現 愛知県窯業高等技術専門校)/二代加藤春鼎氏に師事
1982 瀬戸にて独立築窯
1985 長三賞陶芸展 長三賞
1987 日本工芸会正会員認定
1995 日本の陶芸7人展 GALLERY DAI ICHI(ニューヨーク)
1996 IAC(国際陶芸アカデミー)日本会議(名古屋)に参加
1997 NCECA(全米陶芸教育会議)(ラスベガス)に参加
1999 日本工芸会退会
2001 アーティスト・イン・レジデンスin瀬戸にて招聘作家として公開制作
2002 アジア太平洋地区国際現代陶芸招待展シンポジウムにてワークショップ(台北県立鶯歌陶瓷博物館)
2005 韓国世界陶磁ビエンナーレ国際公募展 特別賞
2005 松坂屋名古屋店 現代陶芸その未来展
2011 古川美術館 作家たちの古今20年の歩み
2012 韓国、南原市アジア陶芸シンポジウムに招聘
2016 幽玄 Contemporary Japanese Ceramics OFFICINE SAFFI(イタリア・ミラノ)
NSW大学アート&デザインAD SPACE にて個展(オーストラリア・シドニー)
土岐市 現代茶陶展 TOKI織部奨励賞
安曇野市 そば猪口アート公募展第5回記念賞